公立小中施設の耐震化率99・9%/青森県内

文部科学省が7日公表した公立学校施設の耐震改修状況調査によると、青森県内で耐震化された建物の割合は、小中学校が99・9%(前年度比0・4ポイント増)に上り、幼稚園と高校は前年度に引き続き100%だった。特別支援学校は前年度まで100%だった.....
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 文部科学省が7日公表した公立学校施設の耐震改修状況調査によると、青森県内で耐震化された建物の割合は、小中学校が99・9%(前年度比0・4ポイント増)に上り、幼稚園と高校は前年度に引き続き100%だった。特別支援学校は前年度まで100%だったが、県立盲学校(青森市)の校舎で耐震上の問題が見つかり99・1%となった。[br] 県教委学校施設課によると、震度6強以上の地震で倒壊や崩壊の危険がある建物は、中泊町1棟と県立盲学校の校舎1棟の計2棟。[br] 県立盲学校の校舎は長寿命化工事中に柱や梁(はり)などでコンクリートに隙間が空いた状態が発見され、2019年末までに耐震診断を実施。文科省が定める基準を下回ったため、耐震化未完了と判断された。教職員は9月上旬に仮設校舎に移転し、耐震化未完了の校舎は使用停止とする。[br] 屋内運動場のつり天井や照明などで落下防止対策が必要なのは小中学校9棟(4棟減)。内訳は十和田市と三沢市各3棟、おいらせ町2棟、藤崎町1棟。[br] 屋内運動場の照明器具や窓ガラスなど非構造部材の耐震点検実施率は、小中学校92・3%、幼稚園66・7%。高校と特別支援学校は100%。耐震点検を行ったうち、耐震対策を実施したのは小中学校65・6%、幼稚園33・3%、高校10・2%、特別支援学校65・0%だった。