小中の普通教室に扇風機を 十和田市連合PTA、不要品募る

十和田市連合PTA(畑中宏之会長)は6日、小中学生の学習環境改善に向け、市民から不要になった扇風機を募集し、各校に無償提供すると発表した。畑中会長は「扇風機を増やして解決ではない。普通教室へのエアコン設置が最終目標だ」と強調する。 市内の小.....
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 十和田市連合PTA(畑中宏之会長)は6日、小中学生の学習環境改善に向け、市民から不要になった扇風機を募集し、各校に無償提供すると発表した。畑中会長は「扇風機を増やして解決ではない。普通教室へのエアコン設置が最終目標だ」と強調する。[br] 市内の小中学校は、エアコンを設置している普通教室がない。PTAは6月に普通教室へのエアコン設置について小山田久市長に要望書を提出したが、「なかなか良い回答はもらえなかった」(畑中会長)。そこで市に優先課題として取り組んでもらうため、市民を巻き込んだ“扇風機作戦”を展開し、機運を高めようという狙いがある。[br] 募集する扇風機は、修理不要なものに限る。回収場所は、活動に賛同した同市の田中商工の本社と、運営する市内3カ所のガソリンスタンド。扇風機は清掃後、順次各校に届ける。[br] また、新品や購入費用の寄付も受け付ける。既に寄せられた寄付もあり、今月中旬に全校に新品を2台ずつを配る予定だ。[br] 各校に聞き取りしたところ、最大32台を希望する学校もあった。畑中会長は「青森県内の普通教室のエアコン設置率は5・3%と、北海道に次ぐ低さで、対策は急務。アブやハチが入ることから、窓を開けられない学校もある」と訴えた。[br] 募集期間は9月30日まで。問い合わせは、市立三本木中事務室内の十和田市連合PTA事務局=電話0176(23)3595=へ。