青森県内7月倒産は3件 コロナで下半期急増も

東京商工リサーチ青森支店が4日まとめた青森県内の7月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は3件(前年同月比11件減)、負債総額8200万円(32億3700万円減)だった。倒産件数は3カ月連続で前年を下回り、負債総額は2019年9月.....
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 東京商工リサーチ青森支店が4日まとめた青森県内の7月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は3件(前年同月比11件減)、負債総額8200万円(32億3700万円減)だった。倒産件数は3カ月連続で前年を下回り、負債総額は2019年9月以来の1億円以下だった。[br] 負債が5千万円未満の小規模クラスの倒産のみだったため、25億円の大型倒産が発生した前年に比べ、大幅に減少。新型コロナウイルス関連では、高齢者向けリハビリ施設を運営する八戸市のリベラが利用者の減少で倒産した。[br] 倒産原因では、販売不振2件、偶発的原因1件。産業別では製造業1件、サービス業など2件で、地域別では八戸市で2件、青森市で1件だった。[br] 同支店は「国や自治体、金融機関の支援策が本格化し、一時的に倒産が抑制されている」と分析。ただ、都市部を中心に感染拡大が続いていることを踏まえ、「収束が見通せず、耐え切れずに事業継続を諦め、下半期に倒産や休廃業が急増する可能性が高い」との懸念を示した。