むつ高技専訓練生が青森市の公園であずまやを建設

あずまやの建設を行うむつ高等技術専門校の訓練生ら
あずまやの建設を行うむつ高等技術専門校の訓練生ら
青森県立むつ高等技術専門校(工藤雅弘校長)の木造建築科2年の訓練生10人が、青森市松原3丁目の松原公園であずまやの建設に取り組んでいる。同校では応用実習の一環で木造建築物の製作や補修工事を受託しており、下北地域以外で請け負うのは初めて。建物.....
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 青森県立むつ高等技術専門校(工藤雅弘校長)の木造建築科2年の訓練生10人が、青森市松原3丁目の松原公園であずまやの建設に取り組んでいる。同校では応用実習の一環で木造建築物の製作や補修工事を受託しており、下北地域以外で請け負うのは初めて。建物は8月上旬に完成し、9月から公開する予定。[br] あずまやの建設は、地元の松原町内会の80周年記念事業として依頼された。建物は県産材の青森ヒバを使用した平屋で、面積約5平方メートル、高さ約3メートル。同校が担当するのは木造部分のみで、基礎や屋根の板金は青森市内の業者が工事を行う。[br] 訓練生らは7月上旬から校内であずまやを仮組み。一度解体して木材などを運び、28日から同市で作業を開始した。29日には全体の形がほぼ完成し、柱の表面をかんなで滑らかにしたり、屋根の形を整えたりする作業に取り組んだ。[br] 平川伸羽(しんば)さん(16)は「柱の加工が難しかったが、うまくいった」と満足げ。佐藤千亜希さん(20)は「公園に来た人が涼んだり休んだりする場所になってほしい」と願いを込めた。[br] あずまや内に置くベンチも、訓練生と松原町内の子どもたちで手作りする予定。現場の見学に訪れた新岡壮太郎町内会長(75)は、「夏場でも風が入りそうないいデザイン。地域の人たちと一緒に造ったという記念にしたい」と喜んだ。あずまやの建設を行うむつ高等技術専門校の訓練生ら