八戸三社大祭が開幕 コロナ禍、山車運行なく祭礼のみに

幕を開けた発祥300年目の八戸三社大祭。コロナ禍で規模縮小となったが、初日は山車組関係者による催しが行われ、多くの市民が祭りの雰囲気を楽しんだ=31日午後7時15分ごろ、八戸市三日町のマチニワ
幕を開けた発祥300年目の八戸三社大祭。コロナ禍で規模縮小となったが、初日は山車組関係者による催しが行われ、多くの市民が祭りの雰囲気を楽しんだ=31日午後7時15分ごろ、八戸市三日町のマチニワ
青森県南地方最大の夏祭りで、発祥から300年目を迎えた八戸三社大祭が31日、開幕した。今年の祭りは、新型コロナウイルス感染予防の観点から、神社での祭礼行事のみを執り行い、神輿(みこし)や山車の合同運行は取りやめとなる。一方、期間中には山車組.....
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 青森県南地方最大の夏祭りで、発祥から300年目を迎えた八戸三社大祭が31日、開幕した。今年の祭りは、新型コロナウイルス感染予防の観点から、神社での祭礼行事のみを執り行い、神輿(みこし)や山車の合同運行は取りやめとなる。一方、期間中には山車組などが独自イベントを予定。初日は同市三日町のマチニワで、昭和30~40年代の作風を再現した伝統山車の展示が始まり、祭りの幕開けに花を添えた。[br] 展示は午前6時から始まり、神社の附祭ごとに制作され、「悪疫退散」の祈りを込めた波山車、岩山車、高欄山車の伝統山車3台が並んだ。[br] 午後7時から、お囃子はやしも披露された。慣れ親しんだ心地良い音色に合わせて、子どもたちが「ヤーレヤーレ」と元気な声を響かせ、コロナ禍でふさぎ気味の市中心街に活気を届けた。[br] 訪れた市民らは、先人たちがつむぎ、守り抜いてきた歴史をかみ締め、あらためて祭りの魅力に酔いしれた。[br] 1日は、午後1時から神明宮で神輿渡御休止奉告祭を執り行う。観覧は不可。マチニワでは終日、山車が展示され、午後7時からはお囃子が披露される。幕を開けた発祥300年目の八戸三社大祭。コロナ禍で規模縮小となったが、初日は山車組関係者による催しが行われ、多くの市民が祭りの雰囲気を楽しんだ=31日午後7時15分ごろ、八戸市三日町のマチニワ