八戸三社大祭31日開幕、発祥300年目の夏始まる/コロナ禍で規模縮小

開幕を控え、悪疫退散の願いを込めた山車の仕上げの作業に精を出す制作者ら=30日午後7時50分ごろ、八戸市三日町のマチニワ
開幕を控え、悪疫退散の願いを込めた山車の仕上げの作業に精を出す制作者ら=30日午後7時50分ごろ、八戸市三日町のマチニワ
発祥300年目の節目を迎える青森県南地方最大の夏祭り、八戸三社大祭が31日、開幕する。今年は、新型コロナウイルスの影響で、神輿(みこし)や山車(だし)の合同運行は中止。盛大に記念の祭りを祝うことはできないが、神社での祭礼行事を執り行うことで.....
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 発祥300年目の節目を迎える青森県南地方最大の夏祭り、八戸三社大祭が31日、開幕する。今年は、新型コロナウイルスの影響で、神輿(みこし)や山車(だし)の合同運行は中止。盛大に記念の祭りを祝うことはできないが、神社での祭礼行事を執り行うことで、祭りの歴史を厳かに紡ぐ。前日の30日、八戸市三日町のマチニワでは、全27の山車組で構成する「はちのへ山車振興会」が悪疫退散の願いを込めて製作、展示する山車の仕上げの作業を実施。制作者たちは協力しながら細部を丹念に確認した。[br] 振興会は、昭和30~40年代の伝統山車をテーマとし、3神社の附祭グループごとに、波山車、岩山車、高欄山車を制作。幅、奥行き共に約2・7メートルと、例年の豪華な山車と比べ小型だが、さまざまなアイデアが詰め込まれた迫力満点の仕上がりとなっている。[br] 龗神社グループの山車を担当した石橋元平さん(38)は「コロナの退散を願うとともに、多くの人を元気付け、八戸全体に活気をもたらしたい」と話した。[br] マチニワでの山車展示は午前6時~午後11時。31日は午後7時から、お囃子(はやし)の披露も行われる。開幕を控え、悪疫退散の願いを込めた山車の仕上げの作業に精を出す制作者ら=30日午後7時50分ごろ、八戸市三日町のマチニワ