東通村と弘前大が農業振興で連携協定を締結/「寒立菜」ブランド化など推進

農業振興で連携協定を締結した越善靖夫村長(左)と福田眞作学長=21日、東通村役場
農業振興で連携協定を締結した越善靖夫村長(左)と福田眞作学長=21日、東通村役場
東通村と弘前大は21日、村の農業振興で連携協定を締結した。本年度は寒締め野菜「寒立菜」のブランド化、安定的な農業経営に向けたモデル構築など三つの調査研究事業に着手する。 村によると、寒立菜は冬季のホウレンソウ栽培が中心。2019年度は生産者.....
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 東通村と弘前大は21日、村の農業振興で連携協定を締結した。本年度は寒締め野菜「寒立菜」のブランド化、安定的な農業経営に向けたモデル構築など三つの調査研究事業に着手する。[br] 村によると、寒立菜は冬季のホウレンソウ栽培が中心。2019年度は生産者10戸がビニールハウス20棟で栽培し、計2818キロが出荷された。[br] 一方、出荷先は村内の直売所やむつ市のスーパーにとどまっている。連携を機に、さらに生産量拡大を目指すとともに、販売方法や販路開拓の研究を進める。このほか、村の農産物を取り扱う地域商社設立の可能性も探る。[br] 同日は村役場で締結式が行われ、越善靖夫村長と福田眞作学長が協定書に署名。越善村長は「全国トップクラスの農業分野の知識や人的資源の力添えをいただき、農業振興に取り組んでいきたい」、福田学長は「本学の強みを活用し、地域社会の持続的発展を支援していきたい」とそれぞれ抱負を述べた。[br] 村は蒲野沢地区の旧村立北部中一帯約25ヘクタールを農業拠点エリアとして整備するため、基本計画策定を進めている。計画では校舎を改修し、同大の研究拠点などを開設する予定。農業振興で連携協定を締結した越善靖夫村長(左)と福田眞作学長=21日、東通村役場