「幻の穴堰」公開再開 小学生が見学/十和田市

「幻の穴堰」を見学する児童
「幻の穴堰」を見学する児童
新型コロナウイルスの影響で2月末から公開を自粛していた、十和田市の用水路「幻の穴堰(あなぜき)」が、7月から公開を再開している。15日は市立沢田小の4、5年生15人が見学に訪れ、三本木開拓の歴史に理解を深めた。 幻の穴堰は、盛岡藩士の新渡戸.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルスの影響で2月末から公開を自粛していた、十和田市の用水路「幻の穴堰(あなぜき)」が、7月から公開を再開している。15日は市立沢田小の4、5年生15人が見学に訪れ、三本木開拓の歴史に理解を深めた。[br] 幻の穴堰は、盛岡藩士の新渡戸十次郎が、江戸時代末期の1866年に着手した2本目の稲生川の掘削計画。953メートル掘られたが十次郎が急逝し、未完のまま工事が終わった。[br] 運営主体は今年4月、これまでのNPO法人から、新渡戸国際スポーツ文化(同市)に変更している。[br] この日は児童が地域学習の一環として訪れ、トンネル内約295メートルを探検。当時のまま残る工事の跡を見て、先人に思いをはせた。[br] 5年の市澤承真君は「今の僕たちにはできない大変な作業だったと思う。十和田にはすごいものがあると広めたい」と話していた。 当面の間、毎週金、土曜日に限定して公開する。「幻の穴堰」を見学する児童