新型コロナ感染拡大防止策徹底 球場に緊張感漂う/夏季青森県高校野球大会

球場入り口には、マスクの着用など注意事項が記された紙が掲示された=14日、青森市ダイシンベースボールスタジアム
球場入り口には、マスクの着用など注意事項が記された紙が掲示された=14日、青森市ダイシンベースボールスタジアム
14日に開幕した夏季青森県高校野球大会では、試合があった県内4会場で新型コロナウイルスの感染拡大防止策が徹底された。控え選手や保護者以外は入場が制限され、原則無観客で行われたほか、入場者にはマスク着用を強く呼び掛けるなど異例の態勢が敷かれ、.....
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 14日に開幕した夏季青森県高校野球大会では、試合があった県内4会場で新型コロナウイルスの感染拡大防止策が徹底された。控え選手や保護者以外は入場が制限され、原則無観客で行われたほか、入場者にはマスク着用を強く呼び掛けるなど異例の態勢が敷かれ、球場には独特の緊張感が漂った。[br] 青森市のダイシンベースボールスタジアムでは、球場内の複数箇所にマスクの着用や手指の消毒を促す張り紙が掲示された。スタンドへの出入り口は基本的に閉鎖され、保護者の入れ替え時だけ開放。試合の合間には担当者によって消毒作業も行われた。[br] スタンド内では太鼓などの鳴り物や大声での応援も禁止となり、一定の距離を保つよう、ベンチには目安のテープが貼られた。選手や保護者は2週間前から検温を行うなど感染予防策を徹底した。[br] 一方、六戸メイプルスタジアムでは、無観客試合を放送で呼び掛けたにもかかわらず、「柵からのぞいたり、敷地内の高いところから見たりする人もいた」(県高野連関係者)との声も。完全に無観客とすることの難しさも浮き彫りとなった。[br] 試合会場のダイシン、県営の2球場がある青森市内では7月に入り、新型コロナの新規感染者が相次ぐなど緊迫感が高まっている。県高野連によると同日、球場には大会開催に対する批判や意見が電話で多数寄せられたという。[br] 県高野連の高橋聡理事長は取材に「さまざまな想定をして、大会開催に向けて準備を進めてきた。保健所など多方面と安全を確認した上で運営を行っている」と強調し、理解を求めた。球場入り口には、マスクの着用など注意事項が記された紙が掲示された=14日、青森市ダイシンベースボールスタジアム