復興や村づくり学ぶ 野田中で講演会

被災地支援の在り方について河村信治教授(左)の話を聞く生徒
被災地支援の在り方について河村信治教授(左)の話を聞く生徒
野田村立野田中(勝部孝行校長)は8日、東日本大震災からの村の復興や防災、ボランティアに取り組む関係者を招いた講演会を開いた。震災時まだ幼かった3年生32人が、復興の歩みや村外からの支援に理解を深め、村の将来に思いを巡らせた。 講演会は、復興.....
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 野田村立野田中(勝部孝行校長)は8日、東日本大震災からの村の復興や防災、ボランティアに取り組む関係者を招いた講演会を開いた。震災時まだ幼かった3年生32人が、復興の歩みや村外からの支援に理解を深め、村の将来に思いを巡らせた。[br] 講演会は、復興について学ぶ総合学習の一環として初めて実施。村職員が地方創生と防災対策、村の支援を続ける八戸高専の河村信治教授が、ボランティア支援と三つのテーマで講演した。[br] 河村教授は、青森県や関西の個人・団体で組織するボランティアネットワーク「チーム北リアス」の活動などを発表。支援する側とされる側でなく、今は村のファンとしてまちづくりに参加している―と、震災から時間がたつ中で変化してきた関係性も紹介した。[br] 一方、村職員は、地方創生では村の定住促進や子育て支援、防災対策では、避難所と仮設住宅の役割や命を守る避難行動について説明した。[br] 河村教授の話を聞いた新山侑(あつむ)さんは「支援する側になったとき、どんな気持ちで取り組むべきか知ることができた。将来は自分も人を助ける仕事がしたい」と話していた。被災地支援の在り方について河村信治教授(左)の話を聞く生徒