【アツギ人員整理】むつ市長「できる限り雇用維持を」 親会社社長に要望

オンラインで会談する宮下宗一郎市長(右)と工藤洋志社長=8日(むつ市提供)
オンラインで会談する宮下宗一郎市長(右)と工藤洋志社長=8日(むつ市提供)
ストッキングやタイツを製造するアツギ東北(神奈川県海老名市)が、むつ市の事業所などで330人の希望退職者を募集していることについて、同市の宮下宗一郎市長は8日、親会社のアツギ(同)の工藤洋志社長に雇用の可能な限りの維持を要望するとともに、退.....
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 ストッキングやタイツを製造するアツギ東北(神奈川県海老名市)が、むつ市の事業所などで330人の希望退職者を募集していることについて、同市の宮下宗一郎市長は8日、親会社のアツギ(同)の工藤洋志社長に雇用の可能な限りの維持を要望するとともに、退職者の支援に全力を挙げる考えを示した。[br] 宮下市長と工藤社長はインターネットのオンラインで、非公開で会談。宮下市長によると、希望退職者の募集について工藤社長から「むつ事業所の閉鎖を前提にしているのではなく、将来にわたって存続するための措置」と説明を受けた。[br] 主力製品のストッキングとタイツ生産から、靴下や肌着生産などに商品構成の構造転換を図り、業績が回復した際には再雇用も考えていきたいという話もあったという。[br] 宮下市長は「先々ではあるが、希望のある話もあった。私たちも主体的に応援させていただきたいと伝えた」と述べたほか、ふるさと納税を活用し、同社の商品を支援する考えも示した。[br] 退職者の再就職支援では、労働局やハローワークのほか、むつ商工会議所とも連携し、地域全体で雇用の受け皿を確保していく姿勢を強調。「アツギで働く人は家族。みんなで助け合い、会社と市が一緒に発展していく形をつくっていきたい」と述べた。オンラインで会談する宮下宗一郎市長(右)と工藤洋志社長=8日(むつ市提供)