海岸や漁港の清掃活動で漁業者支援 風間浦村

海岸を清掃する漁業者
海岸を清掃する漁業者
新型コロナウイルスの影響で収入が落ち込んだ漁業者を支援するため、風間浦村が海岸や漁港の清掃活動を通じて漁業者に日当を支払う事業が26、27の両日、同村蛇浦地区を皮切りに行われた。 事業は国の地方創生臨時交付金を活用して実施。清掃活動に参加し.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルスの影響で収入が落ち込んだ漁業者を支援するため、風間浦村が海岸や漁港の清掃活動を通じて漁業者に日当を支払う事業が26、27の両日、同村蛇浦地区を皮切りに行われた。[br] 事業は国の地方創生臨時交付金を活用して実施。清掃活動に参加した正・准組合員に日当1万3千円を支払う。村によると、直接現金を配ることも考えたが、協働作業による組合員の連帯感や、漁業環境向上を自ら担う意識醸成を狙って、対価として賃金を支払う形式を取った。[br] 同地区では蛇浦漁協が主体となって実施。初日は組合員や代理人の計118人が10班に分かれて海岸を歩き、約6時間にわたってペットボトルや漁具などの漂着ごみを拾い集めた。[br] 新型コロナに伴う飲食店休業で、村では特産の乾燥フノリが1キロ当たり約千円と、例年の半値になるなど影響が出ている。フノリは出荷の半数が同地区産だ。冨岡宏村長は「少しの日当だが収入確保の一助になれば」と話していた。[br] 清掃活動は下風呂、易国間の2地区でも7月中に行う予定。海岸を清掃する漁業者