鉄道のレール跡やヒバ切り株も/六ケ所村、ふるさとの歴史学ぶ

森林鉄道のレールに触れる参加者
森林鉄道のレールに触れる参加者
六ケ所村立郷土館(鈴木浩館長)は21日、ヒバ材を運ぶ森林鉄道が走っていた同村二又地区の林道で、「ふるさと歴史散歩」を開催した。村内外から参加した29人が、鉄道のレール跡やヒバの切り株などを眺めながら、林業のかつての隆盛に思いをはせた。 歴史.....
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 六ケ所村立郷土館(鈴木浩館長)は21日、ヒバ材を運ぶ森林鉄道が走っていた同村二又地区の林道で、「ふるさと歴史散歩」を開催した。村内外から参加した29人が、鉄道のレール跡やヒバの切り株などを眺めながら、林業のかつての隆盛に思いをはせた。[br] 歴史散歩は村の名所や旧跡などを訪れることで、村の歴史に興味を持ってもらおうと定期的に開催。今回は森林鉄道を初めてテーマにした。[br] 鉄道は同村尾駮地区などの国有林から切り出された天然ヒバを運ぶため、最長約9キロが整備され、1964年までディーゼル機関車などが走っていたという。[br] 散歩は機関車の車庫や作業員の事務所があった二又土場からスタート。線路の保線員を務めていた同村二又の秋戸吉郎さん(82)が同行し、参加者は秋戸さんの解説を聞きながら、約1・3キロの山道を散策した。途中には外されたレールも残されており、参加者が興味深そうに触っていた。[br] 家族と参加した村立尾駮小1年の佐々木亜沙斗(あさと)君(7)は「鉄道が大好きなので楽しみだった。ここに機関車が走っていたと思うとわくわくする」と話していた。森林鉄道のレールに触れる参加者