純利益3億9454万円 減収増益/青い森信金20年3月期

青い森信用金庫は19日、第97期(2020年3月期)の決算を発表した。売上高に相当する経常収益は86億2641万円(前期比6・88%減)に減った一方、純利益は3億9454万円(6・68%増)に伸長し、減収増益となった。 経常収益の減少は、有.....
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 青い森信用金庫は19日、第97期(2020年3月期)の決算を発表した。売上高に相当する経常収益は86億2641万円(前期比6・88%減)に減った一方、純利益は3億9454万円(6・68%増)に伸長し、減収増益となった。[br] 経常収益の減少は、有価証券利息配当金の増加で資金運用収益が前期を上回った半面、臨時収益が減ったことが主な要因。経常利益は5億8105万円(40・43%減)に縮小したが、廃止店舗の減損処理費用の減少などで純利益は伸びた。[br] 本業のもうけを示す業務純益は8億9073万円(758・50%増)、コア業務純益は5億497万円(2994・03%増)で、いずれも2年連続の黒字を確保。店舗の統廃合などに伴い、人件費や物件費といった経費の削減効果が生まれ、プラス幅が拡大した。[br] 預金残高は、法人・個人の普通預金が増加したものの、個人の定期預金が減少したため、全体では6014億1230万円(1・27%減)。貸出金残高は2291億1885万円(1・17%減)となった。[br] 金融再生法開示債権の残高は175億6639万円(0・28%減)で、保全率は84・26%。金融機関の健全性の指標となる自己資本比率は10・68%で0・37ポイント低下したが、国内基準の4%を上回った。出資金の配当率は2・0%とした。