犯罪被害者の支援推進計画策定へ 検討会が初会合/青森

犯罪被害者支援推進計画について話し合った検討会=11日、青森県庁
犯罪被害者支援推進計画について話し合った検討会=11日、青森県庁
犯罪被害者やその家族らが安心して暮らせる社会の形成に向け、青森県は本年度、県犯罪被害者等支援推進計画(2020~24年度)を策定する。11日、有識者による検討会(会長・大竹昭裕県立保健大教授)は県庁で初会合を開き、損害回復・経済的支援をはじ.....
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 犯罪被害者やその家族らが安心して暮らせる社会の形成に向け、青森県は本年度、県犯罪被害者等支援推進計画(2020~24年度)を策定する。11日、有識者による検討会(会長・大竹昭裕県立保健大教授)は県庁で初会合を開き、損害回復・経済的支援をはじめとする施策の5本柱と、基本的な97施策を盛り込んだ素案が示された。9月下旬の計画策定を目指す。[br] 計画は、昨年12月に施行された県犯罪被害者等支援条例に基づき、施策を総合的、計画的に推進するために策定。検討会は大学教授や弁護士、あおもり被害者支援センターの代表者ら委員8人で構成する。[br] 素案は▽損害回復・経済的支援▽精神的・身体的被害の回復・防止▽刑事手続きへの関与拡充▽支援のための体制整備▽県民の理解増進と配慮・協力の確保―の5本柱。カウンセリングを受けた場合の公費負担やDV、性暴力、ストーカー被害に関する相談支援など97施策を盛り込んだ。[br] 会合では、委員から「被害者の直接的な窓口となる市町村に対し、県のバックアップが重要」「児童虐待防止に向け、警察だけでなく、教育機関や地域の取り組みを明記してほしい」などの意見があった。犯罪被害者支援推進計画について話し合った検討会=11日、青森県庁