【新型コロナ】「あおもり倉石牛」支援でクラウドファンディング活用

クラウドファンディングを活用した倉石牛の支援に乗り出す沼沢利夫さん(左)と高山慎一さん=5月下旬、五戸町倉石又重
クラウドファンディングを活用した倉石牛の支援に乗り出す沼沢利夫さん(左)と高山慎一さん=5月下旬、五戸町倉石又重
新型コロナウイルスの影響による和牛価格の下落で苦境に立たされる青森県のブランド和牛「あおもり倉石牛」を支援しようと、クラウドファンディング(CF)を活用した応援資金の募集が10日、スタートする。仕掛け人はおいらせ町在住で、CF運営サポートを.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 新型コロナウイルスの影響による和牛価格の下落で苦境に立たされる青森県のブランド和牛「あおもり倉石牛」を支援しようと、クラウドファンディング(CF)を活用した応援資金の募集が10日、スタートする。仕掛け人はおいらせ町在住で、CF運営サポートを手掛ける「プリサポ」青森地区担当の高山慎一さん(43)。まずは生産者1人の協力で開始し、軌道に乗れば地元の生産者に広げる考えで、「全国の人に倉石牛の品質の高さを知ってもらい、生産者を支えてほしい」と呼び掛けている。[br] 五戸町倉石又重の肥育農家沼沢利夫さん(63)と協力し、大手CFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイア)」で28日まで支援金を募る。一口千~1万5千円で、2500円以上の支援者には返礼品として倉石牛製品を贈る。目標金額は250万円。[br] 高山さんは八戸市出身で、盛岡市で焼き肉店などを経営していたが、新型コロナを機に「生産者を支援したい」と、プリサポを立ち上げた。倉石牛の苦境を新聞で知り、「何か力になりたい」と考えていたところ、飼料を自身で配合するなどこだわりを持って牛を育てている沼沢さんと出会い、CFを企画した。[br] 「最初は半信半疑だった」という沼沢さんだが、高山さんの熱意に共感し、一頭を返礼品として提供することに。「今の価格では生産を続けることができない。こんな時だからこそ大切な人と倉石牛を味わい、存続を支えてほしい」と訴える。クラウドファンディングを活用した倉石牛の支援に乗り出す沼沢利夫さん(左)と高山慎一さん=5月下旬、五戸町倉石又重