2カ月ぶり営業再開・十和田市現代美術館

4月から設置されている作品「はじまりの果実」をPRするスタッフ
4月から設置されている作品「はじまりの果実」をPRするスタッフ
新型コロナウイルスの影響で、4月11日から休館していた十和田市現代美術館が9日、営業を再開した。本年度は、同館を中心としたアートによる街づくりプロジェクト「アーツ・トワダ」の10周年に当たる。予定していた記念展は延期になっているが、開催に向.....
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 新型コロナウイルスの影響で、4月11日から休館していた十和田市現代美術館が9日、営業を再開した。本年度は、同館を中心としたアートによる街づくりプロジェクト「アーツ・トワダ」の10周年に当たる。予定していた記念展は延期になっているが、開催に向けた準備も始まっている。[br] 各所に消毒液を設置し、人々の滞留を防ぐ感染症対策を講じて再開した。[br] 記念展は当初、4月18日から来年5月30日を予定。鷲田めるろ館長によると、記念展に参加する首都圏の作家が、準備のための青森県内への移動を控えている状態だったが、現在は日程を調整しているという。[br] また、記念展の一環として、4月初旬から同館の前庭には、アーティスト鈴木康広さん(41)=武蔵野美術大准教授=の彫刻作品「はじまりの果実」が設置されている。[br] 切り株風のベンチに落ちたリンゴから波紋が広がる様子を表現した作品で、ベンチは上から見ると同市の地形になっている。企画展の終了まで展示する。[br] 鷲田館長は「自粛が続いたが、美術館でリフレッシュしてほしい」と話した。当面は常設展のみとなる。4月から設置されている作品「はじまりの果実」をPRするスタッフ