盛岡藩沿岸、精巧な絵図展示/漆戸茂樹企画展、もりおか歴史文化館

漆戸茂樹が作製した絵図などが展示されている企画展
漆戸茂樹が作製した絵図などが展示されている企画展
没後150年を迎えた盛岡藩士・漆戸茂樹の企画展「SHIGEKI―盛岡藩沿岸を測量した男」が、盛岡市の「もりおか歴史文化館」(畑中美耶子館長)で開かれている。30日まで。 漆戸は盛岡藩の政務を担った実務官吏の1人。江戸末期の1790年に生まれ.....
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 没後150年を迎えた盛岡藩士・漆戸茂樹の企画展「SHIGEKI―盛岡藩沿岸を測量した男」が、盛岡市の「もりおか歴史文化館」(畑中美耶子館長)で開かれている。30日まで。[br] 漆戸は盛岡藩の政務を担った実務官吏の1人。江戸末期の1790年に生まれ、勘定奉行として藩沿岸の測量や絵図の作製などの仕事に携わり、明治初期の1870年に亡くなった。[br] 企画展では、下北半島から仙台藩境の釜石市までの海岸線を描いた「陸奥国(むつのくに)盛岡領海岸絵図面控」がひときわ目を引く。[br] 幕府へ提出した絵図の控えで、街道と海岸線の距離や大砲場の位置などが書き込まれている。ほぼ同時代に実測による日本地図を初めて作った伊能忠敬のものと比べても遜色がないほど、精巧に描かれている。会場には、絵図や書物など92点を展示している。[br] 時間は午前9時~午後5時半。16日休館。一般300円、高校生200円、小中学生100円。問い合わせは、もりおか歴史文化館=電話019(681)2100=へ。漆戸茂樹が作製した絵図などが展示されている企画展