八戸自然保護官事務所に着任した太刀川晴之さん

4月1日付で環境省の自然保護官(レンジャー)に着任。三陸復興国立公園の種差海岸や階上岳などの保護、地域振興に携わる。「三陸復興公園は住民との距離が近いにもかかわらず、多様な植生があるのが魅力。環境とのバランスを取りながら施設などの利活用につ.....
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 4月1日付で環境省の自然保護官(レンジャー)に着任。三陸復興国立公園の種差海岸や階上岳などの保護、地域振興に携わる。「三陸復興公園は住民との距離が近いにもかかわらず、多様な植生があるのが魅力。環境とのバランスを取りながら施設などの利活用につなげていきたい」と抱負を語る。[br] 東京都出身。渓流釣りが趣味の父に連れられ、新潟県の山林でキャンプを張り、虫取りに興じるなど幼少期から自然に触れた。高校では生物部に所属し、「自然が豊かな場所で学びたかった」と、岩手大農学部に進学。野生動物による農作物被害などについて調査し、「人と自然との共存は難しい側面があると実感した」と振り返る。[br] 2019年に環境省入省。1年目は本省の自然環境局国立公園課で公園内の施設利用許認可に携わり、2年目は満を持して希望していたレンジャーとなった。[br] 着任後、みちのく潮風トレイルの八戸市の蕪島から洋野町の中野白滝までを初めて歩いた。「海から山へと変化に富んだ景観がとても楽しめた」と太鼓判を押す。[br] 八戸の印象は「海が近く海産物が安くておいしい」。今後は中心街の飲食店や横丁を巡ってみたい―と話す。26歳。