倒産7件、負債総額4億5千万円 県内4月倒産状況/東京商工リサーチ青森支店まとめ

東京商工リサーチ青森支店が7日にまとめた青森県内の4月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は7件(前年同月比6件増)、負債総額は4億5千万円(1億9600万円増)だった。倒産件数が前年を上回るのは19年10月から7カ月連続。 負債.....
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 東京商工リサーチ青森支店が7日にまとめた青森県内の4月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は7件(前年同月比6件増)、負債総額は4億5千万円(1億9600万円増)だった。倒産件数が前年を上回るのは19年10月から7カ月連続。[br] 負債額1億円以上と5千万円以上の倒産が各2件あったほか、おいらせ町の「株式会社奥入瀬木材」など計3社の連鎖倒産が発生し全体を押し上げた。[br] 地域別では、おいらせ町3件、十和田市と三沢市、青森市、平川市で各1件。産業別は製造業、卸売業、サービス業他で各2件、運輸業1件。原因別では販売不振が4件で、他社倒産の余波2件、赤字累計1件だった。[br] 同支店によると、5月1日までに新型コロナウイルスの影響による倒産は全国で114件、東北では7件発生したものの、県内ではまだない。担当者は「収束が見通せず自粛ムードは当面続く。新型ウイルスによる倒産は、県内でもいつ起きてもおかしくなく、今後も前年以上の倒産件数で推移する可能性が高い」と懸念を示した。