【緊急事態宣言延長】感染者ゼロの岩手県、休業要請延長せず

新型コロナウイルスの対策本部員会議で岩手県の対応について説明する達増拓也知事=5日、県庁
新型コロナウイルスの対策本部員会議で岩手県の対応について説明する達増拓也知事=5日、県庁
岩手県は5日、新型コロナウイルス感染防止のため、繁華街の接待を伴う飲食店などに出している休業要請を延長せず、7日から解除することを決めた。県民に対する不要不急の外出自粛要請も、同様に延長しない。高校などの県立学校は、当初の予定通り7日から再.....
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 岩手県は5日、新型コロナウイルス感染防止のため、繁華街の接待を伴う飲食店などに出している休業要請を延長せず、7日から解除することを決めた。県民に対する不要不急の外出自粛要請も、同様に延長しない。高校などの県立学校は、当初の予定通り7日から再開する。[br] 国が緊急事態宣言の5月末までの延長を決めたことを受け、県は同日、新型コロナウイルスの対策本部員会議を開き、対応を協議した。[br] 県は4月25日から今月6日までの12日間、繁華街の接待を伴う飲食店や運動施設、映画館などを対象に休業を要請しているが、7日以降は延長しない。[br] 不要不急の外出自粛要請も解かれるが、▽都道府県をまたいだ移動の自粛▽繁華街の接待を伴う飲食店などへの外出自粛▽施設の基本的な感染症対策の徹底▽在宅勤務の推進および職場の感染防止策の徹底―の4点について、県民に引き続き協力を求める。[br] 休業要請を延長しない理由について、達増拓也知事は、大型連休が終わることや県内で感染者が確認されていないことなどを挙げ、「新しい生活様式により、感染防止と社会経済活動の両立を図ることを基本としたい」と述べた。[br] 一方、特定警戒都道府県からの来県者に対しては、「都道府県の自粛要請の趣旨を踏まえ、来県後2週間は慎重に行動してほしい」と求めた。 県教委は会議で、4月29日から今月6日まで一斉臨時休校としていた県立学校を、7日から再開することを報告した。[br] 県北地方の7市町教委のうち、洋野町教委は7~17日も独自に小中学校の休校を継続する。他の6市町村教委は、県教委と同じく7日から小中学校を再開するとみられる。新型コロナウイルスの対策本部員会議で岩手県の対応について説明する達増拓也知事=5日、県庁