沿岸商業捕鯨 クジラ2頭目、八戸で解体処理

商業捕鯨で水揚げされたミンククジラの体長などを測定する関係者=1日、八戸市
商業捕鯨で水揚げされたミンククジラの体長などを測定する関係者=1日、八戸市
八戸港拠点の沿岸商業捕鯨で水揚げされた2頭目のミンククジラが1日、同港近くの鯨体処理場で解体処理された。事業者は2日に八戸市の市場へ上場する予定。初めて捕獲から流通まで一貫して地元で取り扱う形となる。 ミンククジラは体長5・6メートル、重さ.....
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 八戸港拠点の沿岸商業捕鯨で水揚げされた2頭目のミンククジラが1日、同港近くの鯨体処理場で解体処理された。事業者は2日に八戸市の市場へ上場する予定。初めて捕獲から流通まで一貫して地元で取り扱う形となる。[br] ミンククジラは体長5・6メートル、重さ1・9トンのメス。3~4歳とみられ、マイワシを捕食。千葉県に本社を置く外房捕鯨鮎川事業所(宮城県石巻市)の小型捕鯨船、第51純友丸(30トン)が三沢沖で捕獲した。[br] 午前10時25分ごろ、市第1魚市場前岸壁からクレーンとトラックで近くの鯨体処理場に搬送。事業者らは各部位の測定に続き、「初漁式」のお神酒をクジラに掛けた。DNA鑑定なども行う。[br] 今季の沿岸商業捕鯨は小型船4隻の船団で、4月5日に石巻市の鮎川港を拠点に始まり、17日には八戸港へ移った。同月中の捕獲は11日に宮城県沖の3頭、24日に尻屋崎沖の1頭の計4頭にとどまった。[br] 船団は現在、2隻が鮎川港、2隻が八戸港を拠点に操業中で、八戸での漁は5月末までの予定。同事業所の大壁孝之所長(49)は「肉の色は鮮やか。これから水温が上がってきたら群れも岸に寄ってくるのではないか」と期待感を示した。商業捕鯨で水揚げされたミンククジラの体長などを測定する関係者=1日、八戸市