【新型コロナ】飲食店に10万円独自給付へ/二戸市

独自の支援策について説明する藤原淳市長=23日、二戸市役所
独自の支援策について説明する藤原淳市長=23日、二戸市役所
新型コロナウイルスの感染拡大による地域経済の冷え込みを受け、二戸市は23日、市独自の支援策として市内の飲食店と宿泊業者に対し、各10万円を給付することを明らかにした。ひとり親世帯には各3万円を給付する。財政調整基金で対応する方針。30日の市.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大による地域経済の冷え込みを受け、二戸市は23日、市独自の支援策として市内の飲食店と宿泊業者に対し、各10万円を給付することを明らかにした。ひとり親世帯には各3万円を給付する。財政調整基金で対応する方針。30日の市議会臨時会に対策について盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を提出する。[br] 飲食店・宿泊業への支援は約140店が対象。飲食店はレストランや居酒屋、バー、スナックなどが該当する。予算額は1400万円。迅速に給付するため、市職員が5月1日から事業者を訪問して申請を受け付ける。1週間程度で給付する見込み。[br] ひとり親世帯の支援は、児童扶養手当の受給者230人が対象。5月の定例給付日に合わせた交付を目指す。予算額は690万円。[br] 一方、感染防止対策として、備蓄の使い捨てマスク約2万枚(1人3枚、1世帯10枚まで)と、寄付や市内業者に製作を依頼して確保した布マスク約6千枚(1世帯2枚まで)を配布する。[br] 通院や介護などで人との接触が避けられず、マスクの入手が困難な市民が対象で、5月5日から15日までの午前9時から午後5時に、市役所本庁舎と浄法寺総合支所で配る。郵送でも対応する。[br] 市役所で会見した藤原淳市長は「今回の支援は第1弾の位置付け。国や県で出てこない経済支援や、一番困っている人への給付を市単独で行うべきと考えた」と述べた。[br] 同日は、市議会による要望も行われ、宿泊業・飲食業の経営状況調査や経済支援などを市に求めた。独自の支援策について説明する藤原淳市長=23日、二戸市役所