【新型コロナ】売り上げ減の飲食店に20万円助成 市独自の経済支援対策/十和田市

市独自の経済対策などを報告した新型コロナウイルス感染症対策会議=23日、十和田市
市独自の経済対策などを報告した新型コロナウイルス感染症対策会議=23日、十和田市
十和田市は23日、新型コロナウイルスに関する市独自の経済支援対策として、売り上げが前年同月に比べて20%以上減少した市内の飲食店に20万円を助成すると明らかにした。焼山、十和田湖畔地区の観光事業者を対象に、本年度分の固定資産税の免除や上下水.....
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 十和田市は23日、新型コロナウイルスに関する市独自の経済支援対策として、売り上げが前年同月に比べて20%以上減少した市内の飲食店に20万円を助成すると明らかにした。焼山、十和田湖畔地区の観光事業者を対象に、本年度分の固定資産税の免除や上下水道料金の全額助成などを行う。 同日、市役所で開かれた感染症対策本部会議で報告した。[br] 飲食店については、3~5月のいずれかの月の売り上げを基準とし、約400事業者の申請を見込む。5月7日から給付の申請を受け付け、同月中旬から順次支給する。[br] 観光事業者への支援は、宿泊、飲食、土産店など50~60事業者。市が湯を供給する焼山地区の9事業者についても、本年度の温泉使用料を免除する。いずれも2019年度分の滞納がないことが条件。[br] これらの支援対策予算額は計2億1500万円を想定し、財源は財政調整基金を取り崩して充てる方針。[br] 会議では市民への支援体制強化に向け、感染症、給付支援、経済支援の3対策班で構成する特別対策室を、27日に市役所別館に設置することを確認。新型ウイルスの影響で仕事を失った人の雇用対策として、会計年度任用職員の採用(6人程度)を進めることも報告された。小中学校へのマスク配布は、休校期間が延長されたことから、5月7日以降に行う。[br] 小山田久市長は「市ではこれまで、感染拡大防止対策に力を入れてきたが、市内の事業者が苦しんでいるという声を聞く。今後は市独自の経済対策を講じる必要がある」と強調した。市独自の経済対策などを報告した新型コロナウイルス感染症対策会議=23日、十和田市