【新型コロナ】持ち帰り料理 工夫凝らし/八戸市内の飲食業界

テークアウトのラーメンを紹介する櫻田昂世オーナー=20日、八戸市
テークアウトのラーメンを紹介する櫻田昂世オーナー=20日、八戸市
新型コロナウイルスの感染拡大や外出自粛要請で市民が外食を控える中、八戸市内の飲食業界で持ち帰り料理を工夫して販売する動きが広がっている。従来は店内提供のみだった店舗もテークアウトに対応し、市中心街などで働く人向けに弁当の配達をスタートさせた.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大や外出自粛要請で市民が外食を控える中、八戸市内の飲食業界で持ち帰り料理を工夫して販売する動きが広がっている。従来は店内提供のみだった店舗もテークアウトに対応し、市中心街などで働く人向けに弁当の配達をスタートさせた企業もある。一方、八戸市は市ホームページ内に「八戸応援サイト」を立ち上げ、各団体や民間事業者による販売促進プロジェクトなどを紹介している。[br] 感染抑止に適したテークアウトは、本来は店内提供が中心のラーメン業界でも増えつつある。昨年12月、同市下長4丁目にオープンした「Ramen Street(ラーメンストリート)桜」は、今月上旬からラーメンや油そばのテークアウト販売を始めた。[br] ラーメンを持ち帰り用の容器に入れ、駐車場の車内などでも食べられるように工夫したほか、自宅で麺をゆでて食べるパッケージ商品も取り扱っている。テークアウト限定として、カモ肉を使った「マグレカナール丼」も用意した。[br] 櫻田昂世オーナーは「感染拡大のリスクを減らす形でお店の味を楽しんでもらいたい」とアピール。「今は各ラーメン店がテークアウトに対応している。業界を挙げて取り組みを進めていきたい」と強調する。[br]   ◇    ◇[br] 同市を拠点に飲食事業を手掛ける、金剛グループの「55kitchen&DELI(ゴーゴーキッチンアンドデリ)」と「幸福ワイン食堂バルバレスコ」は、市中心街のオフィスなどに弁当を配達する「ビジネス弁当」のサービスを展開中だ。感染予防でランチタイムの外食を控えている人をターゲットに、出来たての弁当を届けている。[br] 和食、洋食、エスニックなどラインアップは豊富。バルバレスコは「和牛ハンバーグ弁当」、「牛切り落としグリル弁当」をそれぞれ1日限定10食販売する。[br] 注文は当日の午前10時まで受け付け、同11時半以降に届ける。中心街には弁当3個から無料配達する。3個未満でも、同市三日町のさくら野八戸店にあるゴーゴーキッチンで受け取り可能。配達エリアは順次拡大中で注文時に相談に応じる。[br] 金剛グループは、各店の料理を宅配するサービスも近く始める。大久保圭一郎代表は「ランチの外食に行けなくなった方に、ビジネス弁当を提案したい」とPR。グループ店の大半は臨時休業しており、「スタッフの仕事を生み出す事業にもなれば」と話している。[br] ビジネス弁当の概要は金剛グループのホームページで確認できる。注文は=フリーダイヤル0800(800)9559=へ。テークアウトのラーメンを紹介する櫻田昂世オーナー=20日、八戸市