奥入瀬木材(おいらせ)自己破産/負債1.9億円

民間信用調査会社の帝国データバンク八戸支店と東京商工リサーチ八戸支店によると、木材卸売業の「株式会社奥入瀬木材」と関連会社の「有限会社奥入瀬木材」、「奥入瀬林業」(いずれもおいらせ町、中村巌社長)が3月30日付で事業を停止し、事後処理を橋本.....
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 民間信用調査会社の帝国データバンク八戸支店と東京商工リサーチ八戸支店によると、木材卸売業の「株式会社奥入瀬木材」と関連会社の「有限会社奥入瀬木材」、「奥入瀬林業」(いずれもおいらせ町、中村巌社長)が3月30日付で事業を停止し、事後処理を橋本明広弁護士(十和田市)に一任、自己破産申請の準備に入った。負債総額は3社合わせて約1億9400万円。[br] 株式会社奥入瀬木材は1988年に設立。建材商社などを取引先として事業を拡大。95年12月期には売上高15億5千万円を計上したが、同業者との競合激化や住宅市況の低迷などの影響で、2019年12月期には2億3274万円に落ち込み、資金繰りが行き詰まった。[br] 有限会社奥入瀬木材は1983年に設立されたグループの母体企業。地元工務店向けの木材卸売りを展開していた。[br] 奥入瀬林業は、木材のプレカット加工業を目的に2000年に設立。07年3月期には売上高2億7千万円を計上したが、業績が徐々に低迷し、17年にはプレカット工場を売却して債務圧縮を図っていた。[br] 債権者は3社で延べ37人。