先輩に計420万円要求、空自三沢隊員2人を懲戒処分

航空自衛隊三沢基地は27日、先輩の男性隊員に総額420万円以上の現金などを要求し、受け取っていたとして、第3航空団基地業務群所属の男性空士長2人=ともに(25)=を停職9カ月の懲戒処分にしたと発表した。 同基地によると、空士長2人は2015.....
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 航空自衛隊三沢基地は27日、先輩の男性隊員に総額420万円以上の現金などを要求し、受け取っていたとして、第3航空団基地業務群所属の男性空士長2人=ともに(25)=を停職9カ月の懲戒処分にしたと発表した。[br] 同基地によると、空士長2人は2015年7月ごろから19年1月ごろまでの間、複数回にわたり同じ基地業務群所属の先輩隊員に現金などを要求。1人は自家用車の購入費用や帰省費用など160万円以上相当を、もう1人はパソコン購入費用や旅行費用など260万円以上相当を受け取った。[br] 18年11月ごろ、先輩隊員の同僚が異変に気付き、2人の行為が発覚。19年1月、2人は基地の聞き取りに対し、不適切行為を認めた。先輩隊員は、要求に応じた理由について「仕事がこなせず負い目を感じた」などと話しているといい、19年3月末に任期満了で退職した。[br] 久保田隆裕・第3航空団司令兼三沢基地司令は「隊員に不適切な行為があった。さらに隊員の心情把握と服務規律維持の徹底を図る」とのコメントを出した。