【新型コロナ】銀行など各団体が連携確認 青森で緊急連絡会議

関係者が連携強化を確認した経済金融緊急連絡会議=25日、青森市
関係者が連携強化を確認した経済金融緊急連絡会議=25日、青森市
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、青森県や商工団体、金融機関などによる経済金融緊急連絡会議が25日、青森市で開かれ、情報共有など連携強化に取り組む方針を確認した。一方、新型ウイルスに端を発する経済不況の先行きが見通せない中、商工団体からは.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、青森県や商工団体、金融機関などによる経済金融緊急連絡会議が25日、青森市で開かれ、情報共有など連携強化に取り組む方針を確認した。一方、新型ウイルスに端を発する経済不況の先行きが見通せない中、商工団体からは「企業業績の悪化は深刻。もう一段踏み込んだ取り組みをお願いしたい」と切実な声が聞かれた。[br] 会議では、東北経済産業局地域経済部の蘆田和也部長が、2018年に創設され、今回初めて運用される融資制度「危機関連保証」など、国の支援策について説明。出席した三村申吾知事は「国の施策を最大限活用し、県も新しい対応を検討する。金融機関からの特段の配慮をお願いしたい」と述べた。[br] 各団体が扱う融資・支援制度や、急増する金融相談の報告なども行われた。国や県、金融機関などが現在行っているのは、低金利で資金を貸し付ける融資が中心。新型ウイルスの流行終息後には返済を迫られるため、利用をためらう企業も見られるという。[br] 県商工会連合会の小山田康雄専務理事は「借金をしたくないが、やむを得ず融資を受ける企業も多い。その上、利子や保証料を取るのはどうなのか」と指摘。企業の業績減退にはイベントの開催自粛などを要請した国の姿勢も関係しているとし、減税など融資以外の支援の必要性を訴えた。[br] このほか、出席者からは「3月に入り融資の申し込みが倍増した」、「じわじわと影響が広がり、不安を訴える企業が多い」などの報告もあった。関係者が連携強化を確認した経済金融緊急連絡会議=25日、青森市