【新型コロナ】FDA青森―神戸線キャンセル増、4月予約率が5割に低迷

横断幕の除幕式で、青森―神戸線の維持発展へ向けて気勢を上げる関係者=10日、青森県庁
横断幕の除幕式で、青森―神戸線の維持発展へ向けて気勢を上げる関係者=10日、青森県庁
青森空港と神戸空港を結ぶ定期便を29日から運航するフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は10日、最大で約8割あった同路線の4月の予約率が5割ほどに落ち込んでいることを明らかにした。2月中旬まで好調な滑り出しが見込まれたが、新型コロナウ.....
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 青森空港と神戸空港を結ぶ定期便を29日から運航するフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は10日、最大で約8割あった同路線の4月の予約率が5割ほどに落ち込んでいることを明らかにした。2月中旬まで好調な滑り出しが見込まれたが、新型コロナウイルスの影響が拡大した2月下旬からキャンセルが増加。状況が好転する見通しは立っていないが、FDAは「予定通り運航をスタートし、潜在需要を顕在需要に変えていく」としている。[br] 神戸線は夏季スケジュール(3月29日~10月24日)で毎日1往復を運航予定。青森空港と関西地方を結ぶ路線は現在、日本航空と全日空が大阪(伊丹)線を開設しており、神戸線が加わることで中国、四国地方など、さらに西側との交流人口拡大が期待されている。[br] 10日は青森県庁で神戸線就航をPRする横断幕の除幕式が開かれ、三村申吾知事とFDA青森空港支店の中尾仁支店長が出席。三村知事は「新しい空の道をしっかりと生かし、厳しい状況の中に活路を開いていく」と力を込めた。[br] 中尾支店長は式終了後の取材に対し、「困難な時期の開設になるが、路線をより便利に、太く育てていきたい」と将来の増便を見据えて利用促進に取り組む姿勢を強調。当初の予約では4割ほどが青森側からの搭乗だったため、予約キャンセルが増えても「青森に潜在的な需要があることは変わらない」と期待感を示した。横断幕の除幕式で、青森―神戸線の維持発展へ向けて気勢を上げる関係者=10日、青森県庁