千葉学園高の大久保さんが全国家庭科技術検定で「四冠王」

四冠王に輝いた大久保琉奈さん
四冠王に輝いた大久保琉奈さん
八戸市の千葉学園高(千葉満校長)生活文化科の大久保琉奈さん(3年)が、全国高校家庭科技術検定(全国高校家庭科教育振興会主催)の全4分野で最高位の1級を獲得する、青森県内では唯一の「四冠王」に輝いた。これで同校は、14年連続で四冠王の生徒を輩.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市の千葉学園高(千葉満校長)生活文化科の大久保琉奈さん(3年)が、全国高校家庭科技術検定(全国高校家庭科教育振興会主催)の全4分野で最高位の1級を獲得する、青森県内では唯一の「四冠王」に輝いた。これで同校は、14年連続で四冠王の生徒を輩出。大久保さんは「全部大変だったけれど、みんなが支えてくれて頑張れた」と喜んでいる。[br] 検定は保育、和服、洋服、食物調理の4分野があり、それぞれ実技試験と専門的知識を問う筆記試験が課せられる。保育検定の実技試験ではピアノを弾きながら歌うことや、けがの適切な応急措置など、高度な技術と知識が求められる。[br] 大間町出身の大久保さんは、幼児保育に携わりたいという将来の夢のため、地元を離れて進学。八戸市でアパートを借り、1人暮らしをしながら3年間過ごした。「自分の将来と、進学させてくれた親のためにも頑張ったと言えるものが欲しかった」と思い、1年生の時から四冠王を目指し、4級からこつこつと合格を重ねていった。[br] 生活文化科科長の石橋隆子教諭は「毎年、数人が四冠王に輝くが、今年は1人もいないかと思った」と振り返る。大久保さんは同校の14年連続四冠王を無事つなぐという大きな役割も果たした。[br] 4月からは青森中央短期大(青森市)の幼児保育学科に進む。大久保さんは「進学先では保育検定が特に役に立つだろうし、いろんな場面で学んだことを生かしたい」と抱負を述べた。四冠王に輝いた大久保琉奈さん