洋野で昭和三陸大津波慰霊祭

慰霊碑の前で手を合わせる消防団員
慰霊碑の前で手を合わせる消防団員
洋野町八木地区で1日、昭和三陸大津波の慰霊祭が開かれた。地区にある慰霊碑前には消防団員や地域住民ら約50人が集まり、犠牲者の冥福を祈るとともに、防災について意識を新たにした。 昭和三陸大津波は1933年3月3日に発生し、同地区で70人以上が.....
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 洋野町八木地区で1日、昭和三陸大津波の慰霊祭が開かれた。地区にある慰霊碑前には消防団員や地域住民ら約50人が集まり、犠牲者の冥福を祈るとともに、防災について意識を新たにした。[br] 昭和三陸大津波は1933年3月3日に発生し、同地区で70人以上が犠牲になるなど周辺地域で甚大な被害が出た。慰霊祭は、八木・小子内地区を管轄する町消防団第2分団(岩脇修分団長)が「想(おも)へ惨禍の三月三日」と刻まれた碑の前で、教訓を引き継ぐため毎年開いている。[br] この日は参加者が黙とうをささげた後、碑の前に設けられた祭壇に一人ずつ線香を立てて手を合わせた。[br] 岩脇分団長はあいさつで「地域では『避難第一』の心構えが重要だと継承されてきた。今後も自主防災組織と協力しながら、活動をより一層強化していく」と決意を述べた。慰霊碑の前で手を合わせる消防団員