県私学協会元職員の女に懲役4年求刑

勤務先だった青森県私学協会から現金計約1188万円を横領したとして、業務上横領の罪に問われた青森市、無職の女(60)の論告求刑公判が18日、青森地裁(長橋政司裁判官)で開かれた。検察側は懲役4年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審.....
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 勤務先だった青森県私学協会から現金計約1188万円を横領したとして、業務上横領の罪に問われた青森市、無職の女(60)の論告求刑公判が18日、青森地裁(長橋政司裁判官)で開かれた。検察側は懲役4年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は3月5日。[br] 論告で検察側は、被告が「協会の内部監査で振替口座の取引履歴が確認されないことに目を付け、着服した」と指摘。起訴されていない分を含めると約10年にわたり同種犯行を繰り返しており、「常習性は極めて顕著。被害額は高額で結果は非常に重大」と批判した。[br] 一方、弁護側は被告が捜査に協力した上、「罪の大きさに向き合い反省の弁を述べている」などとして、執行猶予付きの判決を求めた。[br] 起訴状によると、被告は2013年度から5年間、会費が振り込まれた口座から計28回にわたり、総額約1188万円を出金し、経費管理口座へ入金せずに横領したとしている。