暖冬少雪 水力発電への影響懸念/東北電力青森支店長

暖冬少雪の影響について見解を述べる齋藤光春支店長=13日、青森市
暖冬少雪の影響について見解を述べる齋藤光春支店長=13日、青森市
東北電力青森支店の齋藤光春支店長は13日、記録的な暖冬少雪の影響について言及し、十和田湖から奥入瀬渓流への「観光放流」に関し、「十和田湖には河川ではなく、周辺の降雪、降雨が流れ込む。少雪は(観光シーズンの渓流の流量低下につながる)懸念材料だ.....
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 東北電力青森支店の齋藤光春支店長は13日、記録的な暖冬少雪の影響について言及し、十和田湖から奥入瀬渓流への「観光放流」に関し、「十和田湖には河川ではなく、周辺の降雪、降雨が流れ込む。少雪は(観光シーズンの渓流の流量低下につながる)懸念材料だと思う」と述べた。[br] 東北電は十和田湖の水を利用して水力発電を行い、湖の水位管理も担う。その一環で、湖から渓流への流量を季節や時間帯によって調節している。昨年は少雨で湖の水位が低下し、夏から秋にかけ、青森県などと取り決めた流量を維持できない日が多かった。[br] また、少雪が水力発電量の減少に響くとの見解も示し、「火力発電所でたき増しをすることになり、輸入燃料の分だけコスト増加につながる」と説明。一方、「今冬は雪による電線などの設備被害が少なく、停電も少ない」とした。暖冬少雪の影響について見解を述べる齋藤光春支店長=13日、青森市