野辺地 終盤に猛攻

【野辺地―八戸工】8回野辺地2死満塁、松山夢大が中前適時打を放ち、3―2と勝ち越す=六戸メイプル
▽3回戦 野辺地 001 100 040-6 八戸工 010 010 002-4 (野)大山凌-秋田 (八)高橋-神山 ▽二塁打 松山、鳥山2、細川(野)武内(八) ▽暴投 高橋(八) 【評】中盤まで投打に互角の展開。野辺地は2―2で迎えた.....
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▽3回戦 野辺地 001 100 040-6 八戸工 010 010 002-4 (野)大山凌-秋田 (八)高橋-神山 ▽二塁打 松山、鳥山2、細川(野)武内(八) ▽暴投 高橋(八) 【評】中盤まで投打に互角の展開。野辺地は2―2で迎えた八回、田村の左前打と四死球などで2死満塁にすると、松山の中前適時打と、続く鳥山の右翼線を破る3点二塁打で計4点を奪い、一気に突き放した。八戸工は九回に無死一、二塁から、佐々木雄の中前適時打などで2点を返したが、反撃もあと一歩、及ばなかった。 野辺地・松山 挽回の勝ち越し打  野辺地の頼れる主砲、松山夢大が2回戦で活躍できなかった悔しさをばねに、チームを勝利に導いた。  4番を務めた12日の五所川原戦は4打数無安打。チームは1点差の接戦を制したものの「4番の役割を果たせなかった」と、複雑な心境だったという。  そして迎えた3回戦。3番で出場し、「この試合こそ―」と意気込む松山にとって、挽回のチャンスは終盤に訪れた。2―2で迎えた八回2死満塁で、打席が回ってきた。狙い球を決めず、来た球に食らい付こうと決めた。  2球目。はやる気持ちもそのままに夢中でバットを振り抜くと、内角の変化球を捉えた打球は中前適時打に。念願の勝ち越しを果たし、その後の猛攻も呼び込んだ。  野辺地は新チームになってから、キャッチボールなどの基礎練習を徹底的に反復。中でも松山は熱心に取り組み、今春から勝負強い打者へと急成長を遂げた。  中川智監督は「(松山は)こつこつ努力してきたので、必ず打ってくれると信じ、ベンチから見守っていた」と満足げ。期待に応えた松山は「次の試合も役割を果たしたい」と、主軸の責任感をにじませた。 [right]2013年夏季県大会・3回戦 野辺地 VS 八戸工[/right]