三菱製紙通期決算、赤字転落 純損益25億円、コロナで需要減加速

八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は13日、2021年3月期通期(20年4月~21年3月)の連結決算を発表した。売上高は1623億2500万円で、前期から16・6%減少。純損益は前期の8億100万円の黒字から、25億3200万円の赤字に.....
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 八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は13日、2021年3月期通期(20年4月~21年3月)の連結決算を発表した。売上高は1623億2500万円で、前期から16・6%減少。純損益は前期の8億100万円の黒字から、25億3200万円の赤字に転じた。[br][br] 情報メディアの電子化に加え、テレワークの増加、イベント中止などによる印刷・情報用紙の需要減退が響いた。[br][br] 洋紙は、製品の価格水準を維持したが、コロナ禍の影響で国内外で販売数量と金額が減少。経費の削減に取り組んだものの、営業損失17億7千万円、経常損失6億3600万円を計上した。前期は19億7600万円の営業利益、26億9600万円の経常利益を確保していた。[br][br] 八戸工場を核とした紙・パルプ事業全体の売上高は、14・4%減の1253億4千万円。営業損益は前期から24億4千万円減少し、12億9900万円の赤字となった。[br][br] 22年3月期通期(21年4月~22年3月)の連結業績予想は、売上高1750億円、営業利益30億円、経常利益40億円、純利益25億円を見込んだ。