改良型の米無人偵察機、国内初展開 米軍三沢で今月中旬ごろから

防衛省などは7日、米海軍の無人偵察機トライトンが今月中旬ごろから約5カ月間、米軍三沢基地に一時展開されると発表した。東北防衛局によると、トライトンの国内展開は初めてで、2機が配備される。同省は、優れた情報収集・警戒監視・偵察能力を誇る米軍と.....
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 防衛省などは7日、米海軍の無人偵察機トライトンが今月中旬ごろから約5カ月間、米軍三沢基地に一時展開されると発表した。東北防衛局によると、トライトンの国内展開は初めてで、2機が配備される。同省は、優れた情報収集・警戒監視・偵察能力を誇る米軍との協力の重要性を強調、「今回の一時展開は(中国や北朝鮮など)周辺国による海洋活動が活発化する中、わが国周辺の海洋監視能力の強化をもたらし、安全保障にとって有益だ」としている。[br][br] 東北防衛局によると、トライトンは無人偵察機グローバルホークを海洋監視用に改良した機種。性能はグローバルホークと基本的に同程度で、地上からの遠隔操作で飛行し画像などの情報収集を行う。2020年から米領グアム島のアンダーセン空軍基地に2機が配備されており、今回2機とも三沢に一時展開される。[br][br] 展開が始まる時期の詳細は明らかにされていない。同局は機体の運用について、米海軍三沢航空基地隊の規則と指示に従うことになる―と説明する。[br][br] 三沢市は週明けにも、米海軍側に対し安全な運用を要請する方針だ。[br][br] 同省などはこのほか、米空軍グローバルホークも5月下旬ごろから約5カ月間、米軍横田基地(東京都福生市など)に一時展開されると発表した。