星出、野口両飛行士がそろって宇宙から会見 たすき引き継ぐ

 国際宇宙ステーションからの記者会見で、笑顔で手を振る星出彰彦飛行士(左)と野口聡一飛行士(JAXAの中継映像より、代表撮影)
 国際宇宙ステーションからの記者会見で、笑顔で手を振る星出彰彦飛行士(左)と野口聡一飛行士(JAXAの中継映像より、代表撮影)
国際宇宙ステーションに同時滞在中の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦飛行士(52)と野口聡一飛行士(56)が26日、そろって記者会見し、日本のメディアの取材に応じた。野口さんは会見の冒頭で、星出さんに赤いたすきを手渡し「(地球周回).....
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 国際宇宙ステーションに同時滞在中の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦飛行士(52)と野口聡一飛行士(56)が26日、そろって記者会見し、日本のメディアの取材に応じた。野口さんは会見の冒頭で、星出さんに赤いたすきを手渡し「(地球周回)軌道上で、日本人同士で引き継ぎができることがとてもうれしい」と話した。[br][br] 日本人飛行士の同時滞在は、2010年の野口さんと山崎直子さん(50)以来、11年ぶり。[br][br] 星出さんは、初搭乗した米新型宇宙船クルードラゴン2号機の乗り心地を遊園地の乗り物に例えて「民間の人でも大丈夫」と笑顔で説明。感染症が流行する中での出発には「恩返しに、しっかりいいミッションをしたい」と力を込めた。[br][br] 宇宙滞在中にユーチューブなどで盛んに情報発信してきた野口さんは「生活の様子をストレートに伝え、多くの方に親しみをもってもらいたい」と強調。星出さんに「照れずに、素の星出さんを見せて」と助言した。[br][br] 23日に地球を出発した星出さんは24日にステーションに到着し、昨年11月から滞在中の野口さんと合流。野口さんは今月28日、帰途に就く。 星出さんは約半年の滞在の間、14年の若田光一飛行士(57)以来となる、日本人2人目の船長を務める。将来の月や火星探査を見据えた水再生システムの実証試験などに取り組む。[br][br] 野口さんはドラゴン1号機、星出さんは2号機に搭乗。米国人以外の搭乗回数は日本人が最多。 国際宇宙ステーションからの記者会見で、笑顔で手を振る星出彰彦飛行士(左)と野口聡一飛行士(JAXAの中継映像より、代表撮影)