星出さん3度目の宇宙へ 日本人2人目のステーション船長に意欲

 星出飛行士が搭乗するクルードラゴン(写真はNASA/Bill Ingalls提供)
 星出飛行士が搭乗するクルードラゴン(写真はNASA/Bill Ingalls提供)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦飛行士が国際宇宙ステーションでの長期滞在に向け、22日に米国の新型宇宙船クルードラゴンで出発する。宇宙飛行は3度目で、今回は日本人で2人目のステーション船長も務める。星出さんは17日(米東部時間16.....
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦飛行士が国際宇宙ステーションでの長期滞在に向け、22日に米国の新型宇宙船クルードラゴンで出発する。宇宙飛行は3度目で、今回は日本人で2人目のステーション船長も務める。星出さんは17日(米東部時間16日)、同乗する3人とともに打ち上げ場のある米フロリダ州のケネディ宇宙センターに到着。記者会見で「チームをまとめてミッション(任務)に臨みたい」と意欲を見せた。[br][br] 2014年に船長を務めた若田光一飛行士によると、船長は飛行士たちのまとめ役だ。作業の進行を管理したり、飛行士の体調を把握したりするなどの業務を担当。それに加えて、将来の月や火星探査に必要な水の再生技術などを研究する。[br][br] クルードラゴンは米スペースXが開発した民間初の有人宇宙船。ステーション滞在中の野口聡一飛行士に次いで、搭乗は日本人で2人目だ。今回は過去に飛行した機体を再使用する。星出さんはこれまでの取材に「不安はない。野口さんと会うのが楽しみ」と語った。[br][br] JAXAは今年秋、13年ぶりに飛行士を募集する。星出さんは「(希望者に)良いアピールができる」と気合十分だ。[br][br] 一つだけ小さな不安がある。08年と12年に搭乗したスペースシャトル(米国)とソユーズ宇宙船(ロシア)は帰還時、地上に降りたが、クルードラゴンは海上に着水する。「重力に慣れない中で波に揺られると、酔うと思います」(星出さん) 星出飛行士が搭乗するクルードラゴン(写真はNASA/Bill Ingalls提供)