風でゆらゆら「組子モービル」発売 伝統工芸士の舘さん制作

組子モビールを紹介する舘功さん(左)と今川和佳子さん
組子モビールを紹介する舘功さん(左)と今川和佳子さん
青森県南地方の工芸品「南部花形組子」を制作する八戸市の舘功さん(79)が17日に、動く組子の玩具「組子モビール」の販売受け付けを開始する。発売は同市の合同会社「imajimu(いまじむ)」代表で、アートコーディネーターの今川和佳子さんが提案.....
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 青森県南地方の工芸品「南部花形組子」を制作する八戸市の舘功さん(79)が17日に、動く組子の玩具「組子モビール」の販売受け付けを開始する。発売は同市の合同会社「imajimu(いまじむ)」代表で、アートコーディネーターの今川和佳子さんが提案。舘さんは「伝統工芸の花形組子を広めるきっかけになれば」とPRしている。[br][br] 南部花形組子は、専用のかんなで曲線的に木材を加工し、くぎを使わずに組み合わせて作る。舘さんは、22歳で上京して組子を修業。八戸で花形組子の制作を手掛けてから53年目となり、2018年に青森県伝統工芸士の認定を受けた。[br][br] 新商品は、組子を周知する試み「KUMIKO for the future」として発売。青森ヒバで作られた結晶型の組子を天井や壁からつるし、不規則な動きや影を楽しむことができる玩具となっている。[br][br] 15日、同市小中野5丁目の舘タテグ工芸で商品がお披露目され、今川さんは「組子を気軽に楽しんでもらいたい。商品は若い人にも喜んでもらえると思う」とアピール。[br][br] 舘さんは「風で自然に動くと感じがすごく良い。明かりが当たると影もきれいだ」と笑顔で話した。[br][br] 組子モビールは3ピース4千円と5ピース6500円で販売されるほか、モビールに利用される結晶型の組子は1個千円で購入できる(いずれも税込み)。商品の注文と問い合わせはimajimu=電話090(5781)5319=へ。組子モビールを紹介する舘功さん(左)と今川和佳子さん