五輪まであと100日 北奥羽アスリートも代表争いの正念場

強化試合でボールを運ぶ本村直樹=2020年11月、埼玉県営熊谷ラグビー場
7月23日に開会式を迎える東京五輪まで、14日であと100日に迫った。依然収束の見通しが立たない新型コロナウイルス禍の中、各競技では対策を講じた上で代表選考会や強化合宿などが行われており、個人競技は年明けから代表内定者が続々と決まっている。.....
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 7月23日に開会式を迎える東京五輪まで、14日であと100日に迫った。依然収束の見通しが立たない新型コロナウイルス禍の中、各競技では対策を講じた上で代表選考会や強化合宿などが行われており、個人競技は年明けから代表内定者が続々と決まっている。一方、団体競技は直前まで選手のコンディションなどを見極めるため、大半は6月下旬から7月ごろに最終決定となる見通しだ。青森県ゆかりのアスリートも、それぞれの立ち位置から“東京”を見据えている。[br][br] 3月下旬に東京で行われたアーチェリーの代表最終選考会では、ベテランの古川高晴(36)=青森東高出、近大職=が男子5選手中2位の成績を収め、2004年アテネ五輪から5大会連続となる五輪出場を決めた。[br][br] 卓球男子では丹羽孝希(26)=青森山田高出、スヴェンソン=がシングルス、水谷隼(31)=同校出、木下グループ=が混合ダブルスでの五輪出場を昨年中に決めている。バドミントン女子では、青森山田高出の福島由紀(27)=丸杉Bluvic=、永原和可那(25)=北都銀行=がそれぞれ「フクヒロ」「ナガマツ」ペアとして五輪出場枠確保に向けて世界ランキングで争っており、共に最大2枠の代表入りが有力視されている。[br][br] 水泳は今月上旬の日本選手権を経て代表が出そろい、女子バタフライの相馬あい(23)=青森東高出、ミキハウス=は派遣標準記録に届かず、代表入りを逃した。陸上は6月下旬の日本選手権で多くの種目の代表が決まる。男子400メートル障害で岸本鷹幸(30)=大湊高出、富士通=が2大会ぶりの五輪を目指す。[br][br] 団体競技では、7人制ラグビー男子で本村直樹(29)=八戸市出身、ホンダヒート=の代表入りが濃厚。今春のドバイ遠征などを通してチームワークの構築に務めており、代表内定にも期待が掛かる。[br][br] サッカー女子では、昨秋から立て続けに強化合宿に呼ばれたMF伊藤美紀(25)=おいらせ町出身、INAC神戸=に期待。4月8、11日に行われた国際親善試合の代表メンバーには選ばれなかったが、所属チームでの活躍なども含めてアピールの機会はまだある。同男子はMF柴崎岳(28)=野辺地町出身、レガネス=がオーバーエージ枠で代表入りを果たせるか。[br][br] 野球は、今季も安定した活躍を見せる遊撃手の坂本勇人(32)=光星高出、巨人=の代表入りが有力。3拍子そろった野手として代表入りが期待されていた外崎修汰(28)=弘前実高出、西武=は今月初めの試合で左腓骨(ひこつ)を骨折し、五輪は厳しい状況となっている。