ユニバース売上高、過去最高1327億円/21年2月期

北海道、東北地方などで展開する食品スーパーのアークス(札幌市)は13日、2021年2月期通期(20年3月~21年2月)の連結決算を発表した。グループ会社のユニバース(八戸市)の売上高は前期比4・5%増の1327億500万円で、初の1300億.....
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 北海道、東北地方などで展開する食品スーパーのアークス(札幌市)は13日、2021年2月期通期(20年3月~21年2月)の連結決算を発表した。グループ会社のユニバース(八戸市)の売上高は前期比4・5%増の1327億500万円で、初の1300億円を突破。売上高に加え、営業利益、経常利益、純利益のいずれも過去最高を更新した。新型コロナウイルスの外出自粛に伴う巣ごもり需要により、内食が増加したことで売上高が伸長した。[br][br] 営業利益は58億9千万円(23・0%増)、経常利益は60億1400万円(22・2%増)、純利益は43億7800万円(37・0%増)。巣ごもり需要で生鮮食品を中心に動きが良く、売上高を伸ばしたほか、ユニバースが実施している「家計応援」と題した販売促進企画も来店客に好評だった。[br][br] アークスの売上高は5569億4600万円(7・3%増)、営業利益は177億4800万円(46・4%増)、経常利益は195億300万円(41・9%増)でいずれも過去最高。純利益は129億6700万円(88・7%増)で過去2番目。年間配当金は1株当たり55円とした。[br][br] グループ全体のスーパー事業における客の消費行動は、来店頻度が減った半面、商品をまとめ買いする傾向が年間を通して見られたという。客数は前期比3・1%減の一方、客単価は前期比8・9%増だった。[br][br] アークスは、巣ごもり需要で内食需要が増加したが、消費者心理の冷え込みによる節約・低価格志向は強まっている―とし、「今後も厳しい価格競争が続き、経営環境は厳しさを増すと予想される」としている。[br][br] 同社の22年2月期通期(21年3月~22年2月)の連結業績予想は、売上高5720億円、営業利益162億円、経常利益180億円、純利益は111億円を見込む。