【競泳日本選手権総括】松元ら五輪「金」期待のタイム

 女子100メートルバタフライで優勝し、スタンドに向かってガッツポーズする池江璃花子=4日、東京アクアティクスセンター
 女子100メートルバタフライで優勝し、スタンドに向かってガッツポーズする池江璃花子=4日、東京アクアティクスセンター
競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は10日閉幕し、男子は200メートル自由形の松元克央(セントラルスポーツ)らが本番で金メダルを期待できるタイムで泳いだ。女子は白血病から復帰した池江璃花子(ルネサンス)の代表入りと4冠が鮮烈な印象を.....
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 競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は10日閉幕し、男子は200メートル自由形の松元克央(セントラルスポーツ)らが本番で金メダルを期待できるタイムで泳いだ。女子は白血病から復帰した池江璃花子(ルネサンス)の代表入りと4冠が鮮烈な印象を残した。[br][br] 松元は2019年世界選手権の優勝タイムを上回る1分44秒65の日本新記録で優勝。男子200メートル平泳ぎの20歳、佐藤翔馬(東京SC)もアントン・チュプコフ(ロシア)が同じ世界選手権で出した世界記録まで0秒28に迫る2分6秒40の日本新で勝った。[br][br] 池江は病からの回復途上とは思えない圧巻の泳ぎを連発。驚異的な速さで闘病前の記録に迫っており、夏はさらに進化した姿を見せるだろう。[br][br] 一方、女子のメダル候補は物足りなかった。個人メドレー2種目で代表入りした大橋悠依(イトマン東進)が調整に課題を残すなど、女子の日本新は生まれなかった。[br][br] 瀬戸大也(TEAM DAIYA)は代表切符を得ていた男子200メートル、400メートル個人メドレーを制し、2位だった200メートルバタフライでも代表入りを決めたが、五輪の頂点を考えるとタイムはいまひとつ。男子200メートル個人メドレーなどで代表となった萩野公介(ブリヂストン)とともにタイム短縮が求められる。[br][br] 男子200メートルバタフライ優勝の19歳、本多灯(アリーナつきみ野SC)、女子400メートル、800メートル自由形で代表入りした18歳の難波実夢(MGニッシン)、20歳の小堀倭加(セントラルスポーツ戸塚)ら、若手の躍進も目立った。 女子100メートルバタフライで優勝し、スタンドに向かってガッツポーズする池江璃花子=4日、東京アクアティクスセンター