林業の担い手育成へアカデミー開講 1期生8人、研修スタート

誓いの言葉を述べる三浦明日香さん=12日、平内町
誓いの言葉を述べる三浦明日香さん=12日、平内町
青森県の林業の担い手を育てる研修機関として、県が本年度新設した「青い森林業アカデミー」の開講式が12日、平内町で開かれた。1期生は男女8人で、1年間の座学や実習を通して林業の基礎的知識や技術を習得し、地域林業の中核となる現場技術者を目指す。.....
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 青森県の林業の担い手を育てる研修機関として、県が本年度新設した「青い森林業アカデミー」の開講式が12日、平内町で開かれた。1期生は男女8人で、1年間の座学や実習を通して林業の基礎的知識や技術を習得し、地域林業の中核となる現場技術者を目指す。[br][br] 同アカデミーは、県産業技術センター林業研究所(平内町)を拠点とし、講師は青森県林業会議や県、林業の団体や事業者で構成する「青い森林業アカデミーサポート会」などが務める。[br][br] 研修では病害虫の被害対策や造林、木材流通・加工、林業経営などを幅広く学ぶ。また、森林現場での伐採実習や各種資格取得を行い、県内の林業団体・事業体への就業を目指す。[br][br] 1期生は18~42歳の男性7人と女性1人で、南部町や六戸町など県内6市町のほか、北海道の出身者。高卒者やU・Iターンを経ての研修生など多様な人材が集まった。来年3月14日まで平日の週5日間、同アカデミーに通い、午前9時から午後5時まで研修を受ける。[br][br] 開講式では、三村申吾知事が研修生一人一人に研修許可書を手渡した。三村知事は「青森の豊かな森林を生かして、地域発展の原動力となるよう心から期待する」と激励した。[br][br] 研修生を代表し、今年3月に県立名久井農業高を卒業した三浦明日香さん(18)=南部町=は「後世に森林を引き継ぐ人材となるため、自覚と誇りを持って研修に取り組んでいきたい」と述べた。誓いの言葉を述べる三浦明日香さん=12日、平内町