装丁家の川名さんら本作りの裏話披露 八戸ブックセンターでギャラリー展

装丁の仕事について解説する川名潤さん(右)と山田和寛さん
装丁の仕事について解説する川名潤さん(右)と山田和寛さん
八戸ブックセンターで開催中のギャラリー展「ブックデザイナーの仕様書展2021」に合わせたトークイベントが3月28日、同所で行われた。十和田市生まれの作家・高橋弘希さんの著作「日曜日の人々(サンデー・ピープル)」などを担当した装丁家の川名潤さ.....
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 八戸ブックセンターで開催中のギャラリー展「ブックデザイナーの仕様書展2021」に合わせたトークイベントが3月28日、同所で行われた。十和田市生まれの作家・高橋弘希さんの著作「日曜日の人々(サンデー・ピープル)」などを担当した装丁家の川名潤さんと、本作りを軸に書体設計も手掛けるデザイナーの山田和寛さんが、ブックデザインの裏話を明かした。[br][br] ギャラリー展では2人に加え、グラフィックデザイナーの鈴木千佳子さんが本を作るときのデザイン、使用する紙、とじ方の指示を書いた「仕様書」をパネルで解説している。「ブックデザイナーの仕様書展」は19年にも開催され、2回目。[br][br] トークイベントで、川名さんはデザインにかかる時間について「2時間ぐらいで仕上げる場合もあれば、執筆者が腰を据えて書いている場合、依頼を受けてから6年後に完成することもある」と説明した。参加者から書体を作るときに心掛けていることを聞かれた山田さんは「自分の目でしっかり確認する。出力して読んで直しての繰り返しですね」と話した。[br][br] 「ブックデザイナーの仕様書展2021」は5月9日まで。入場無料。時間は午前10時~午後8時。火曜休館。装丁の仕事について解説する川名潤さん(右)と山田和寛さん