伝統継承へ決意 生田流箏曲が奏者3人に免状伝授

美しい琴の音色を響かせる奏者
美しい琴の音色を響かせる奏者
生田流箏曲松の実會(かい)青森県支部五戸・さつき庵(あん)・更上閣・はっち松操(しょうそう)会(鈴木操良慈(そうよしじ)会主)に所属する琴の女性奏者3人がこのほど、家元である生田流箏曲松の実會(東京)の免状を習得した。3月28日には五戸町立.....
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 生田流箏曲松の実會(かい)青森県支部五戸・さつき庵(あん)・更上閣・はっち松操(しょうそう)会(鈴木操良慈(そうよしじ)会主)に所属する琴の女性奏者3人がこのほど、家元である生田流箏曲松の実會(東京)の免状を習得した。3月28日には五戸町立公民館で伝授式が開かれ、3人が流派の伝統を継承していく決意を新たにした。[br][br] 3人は、それぞれの段階に応じた課題曲をクリアし、免状を習得。石橋操韻慈(そういんじ)さん(八戸市)が最上位資格の「師範」、北育子さん(同町)と品田千賀子さん(同市)の2人が最初に伝授される「初伝(表)」として承認された。いずれも昨年11月に免状が交付されていたが、新型コロナウイルスの影響で伝授式は延期されていた。[br][br] 式では、鈴木会主が家元から発行された免状を代理で石橋さんらに手渡した。続いて、3人や松操会の門下生らが同市内の尺八演奏家や語り部とコラボし、琴の演奏を披露。美しい音色を響かせた。[br][br] 石橋さんは取材に「まだまだ弾いたことのない難しい曲があるので、これからも挑戦を続けていきたい」と意欲を語った。[br][br] 松操会では、尺八奏者の坂田梁山さんを招き、7月25日に同公民館で演奏会を開催する予定。美しい琴の音色を響かせる奏者