コロナ禍、どう乗り切る 新入社員に経営トップ訓示

ユニバースの三浦紘一CEOがあいさつに立った入社式。青森県内の企業トップは新戦力に期待を込めた=1日、八戸市
ユニバースの三浦紘一CEOがあいさつに立った入社式。青森県内の企業トップは新戦力に期待を込めた=1日、八戸市
新年度がスタートした1日、青森県内の多くの企業や団体では入社式が行われた。新型コロナウイルス禍で迎えた2度目の春。経営トップらは新入社員を前に「難局の中でも新たな発見をしてほしい」「デジタル時代に対応を」などとメッセージを送り、ダメージを受.....
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 新年度がスタートした1日、青森県内の多くの企業や団体では入社式が行われた。新型コロナウイルス禍で迎えた2度目の春。経営トップらは新入社員を前に「難局の中でも新たな発見をしてほしい」「デジタル時代に対応を」などとメッセージを送り、ダメージを受けた地域経済の浮上に向け、新戦力に期待を込めた。[br][br] 「難局の中で新しい発見があり、それをうまく利用することで大きく飛躍できる」と強調したのは青い森信用金庫の益子政士理事長。[br][br] これまでに信金合併や東日本大震災、新型コロナと三つの大きな試練があったとし、「リスクを取りに行くのは勇気がいるが、試練は読んで字のごとく、何かを伝えるために私たちを試している。それを今後の人生に生かすことが大切だ」と指摘した。[br][br] みちのく銀行の藤澤貴之頭取はコロナ禍で地域経済が大きなダメージを受けている点を挙げ、「われわれがやるべきことは顧客に向き合い、コロナを乗り越えるためのお手伝いすることだ」と金融機関の果たすべき役割を訴えた。[br][br] 旅客収入が大きく落ち込み、厳しい経営状況が続く青い森鉄道。千葉耕悦社長は通勤通学に欠かせない同社の存在意義に触れ、「運行を続けるには社員が健康でなくてはならない。自覚を持ち、常に健康管理を行ってほしい」と結束を呼び掛けた。[br][br] 「世の中が大きく変わっている。働き方も変わった。デジタル時代を迎え、対応しなければならない」と呼び掛けたのは、北東北でスーパーを展開するユニバースの三浦紘一最高経営責任者(CEO)。「仕事が好きになればさまざまな面で好循環が生まれる」と述べ、自身の仕事に愛着を持って取り組む重要性を説いた。ユニバースの三浦紘一CEOがあいさつに立った入社式。青森県内の企業トップは新戦力に期待を込めた=1日、八戸市