女性初のプロ棋士目指した西山三段が奨励会退会 女流棋士へ転向

女性初の将棋プロ棋士を目指していた養成機関「奨励会」最高位三段の西山朋佳さん(25)が1日、奨励会を同日付で退会し、女流棋士に転向することを明らかにした。理由について「葛藤しながら対局を続けていた。現状を鑑みて、周りとも相談して決めた」と述.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 女性初の将棋プロ棋士を目指していた養成機関「奨励会」最高位三段の西山朋佳さん(25)が1日、奨励会を同日付で退会し、女流棋士に転向することを明らかにした。理由について「葛藤しながら対局を続けていた。現状を鑑みて、周りとも相談して決めた」と述べた。[br][br] 西山さんは昨年、奨励会最終関門の三段リーグで、14勝4敗の3位に入る好成績を収め、女性棋士誕生へ期待が高まっていた。[br][br] 再出発する女流棋士には「広い視野で、女流棋界の活性化に少しでもお力添えしたい。目の前の一局に全力で挑むというスタンスは変えずに頑張りたい」と話した。[br][br] 大阪府出身。奨励会員でも出場可能な女流棋戦にも出場し、女王(棋戦名はマイナビ女子オープン)、女流王座、女流王将のタイトルを持つ。[br][br] 三段リーグは年2回開かれ、各自18局を行い原則上位2人がプロ棋士という狭き門。将棋のプロは男女の区別のない棋士と女流棋士がいて、制度が異なる。