新・八戸市第2魚市場(D棟)が開場 初日トラブルなし

開場初日の八戸市第2魚市場で行われた競り=1日、八戸市
開場初日の八戸市第2魚市場で行われた競り=1日、八戸市
八戸市が小中野地区に整備した市第2魚市場(通称・荷さばき所D棟)が1日、開場した。初日は大きなトラブルはなかったものの、関係者からは施設の狭さを指摘する声が続出。卸売業務を担う八戸魚市場の担当者は「運用する中で問題点を改善していきたい」との.....
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 八戸市が小中野地区に整備した市第2魚市場(通称・荷さばき所D棟)が1日、開場した。初日は大きなトラブルはなかったものの、関係者からは施設の狭さを指摘する声が続出。卸売業務を担う八戸魚市場の担当者は「運用する中で問題点を改善していきたい」との認識を示した。[br][br] D棟は旧第2魚市場を解体した跡地に新設した。鳥や外気から漁獲物を守る閉鎖型の施設で、主に近海操業の小型漁船やトロール船が漁獲した鮮魚が対象。生きた状態で取引される活魚も取り扱う予定だ。[br][br] 八戸魚市場によると、1日は近海や津軽海峡などで操業した中型トロール船など12隻が水揚げ。タラやスケトウダラ、サクラマス、ヒラメ、アブラメといった約20種類の計40トンが販売された。[br][br] ただ、1階の荷さばき室に対しては、仲買人らから「狭くて使いづらい。フォークリフトの置き場にも困る。時間がかかりそうだ」「定置網漁業が始まったら対応できるのか」などの指摘が相次いだ。[br][br] 一方、ある船関係者は「水揚げが減っている状況では、魚を1円でも高く売るしかない。そのためには高度な衛生管理が不可欠」と強調。八戸魚市場の川村嘉朗社長は「実際に運用しながら改善していく」と述べた。[br][br] 市は5月1日に記念式典を開く。開場初日の八戸市第2魚市場で行われた競り=1日、八戸市