六ケ所13年連続トップ 18年度県民所得 市町村民経済計算

青森県は29日、2018年度の市町村民経済計算を公表した。1人当たりの市町村民所得は、核燃料サイクル施設が立地する六ケ所村が1千万円台を割り込んだものの、984万円(前年度比30・3%減)で13年連続トップ。2位以下は東通村279万円(4・.....
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 青森県は29日、2018年度の市町村民経済計算を公表した。1人当たりの市町村民所得は、核燃料サイクル施設が立地する六ケ所村が1千万円台を割り込んだものの、984万円(前年度比30・3%減)で13年連続トップ。2位以下は東通村279万円(4・9%増)、おいらせ町275万円(4・1%増)、西目屋村274万円(10・7%増)、八戸市271万円(1・9%増)と続いた。[br][br] 前年度から所得が減ったのは13市町村で、減少幅が最も大きかったのは六ケ所村。県平均は251万円(0・1%減)だった。賃金が増えて雇用者報酬は増加したが、民間の法人企業や個人企業の所得が減少したことが要因。[br][br] 一方、各市町村の経済活動を示す市町村内総生産はスルメイカの漁獲量の大幅な減少やホタテガイの販売価格の低下による水産業の減少、製造業の減少が重なり、17市町村で減少した。[br][br] トップの青森市は9851億6500万円(0・4%増)。八戸市9174億7700万円(2・6%増)、弘前市5612億5千万円(0・7%増)と続いた。[br][br] 市町村民経済計算は、市町村内で年度内に生み出された付加価値を、生産と分配の二つの面から捉えた指標。市町村民所得は企業所得も含まれるため、個人の所得水準とは異なる。