アジア系ヘイトクライム スポーツ界から非難続々

 憎悪犯罪を非難したNBAレーカーズのレブロン・ジェームズ(USAトゥデー・ロイター=共同)
 憎悪犯罪を非難したNBAレーカーズのレブロン・ジェームズ(USAトゥデー・ロイター=共同)
【ロサンゼルス共同】米国で広がるアジア系住民に対する憎悪犯罪(ヘイトクライム)を非難する声がスポーツ界で相次いでいる。16日にジョージア州アトランタなどでマッサージ店が連続して銃撃されアジア系女性ら8人が死亡した事件を受け、プロバスケットボ.....
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 【ロサンゼルス共同】米国で広がるアジア系住民に対する憎悪犯罪(ヘイトクライム)を非難する声がスポーツ界で相次いでいる。16日にジョージア州アトランタなどでマッサージ店が連続して銃撃されアジア系女性ら8人が死亡した事件を受け、プロバスケットボールNBAの看板選手、レーカーズのレブロン・ジェームズは容疑者を指して「なんて臆病な若者なんだ。無分別な悲劇だ」とツイートした。[br][br] 今回の事件で拘束された容疑者の動機は明らかになっていない。しかし、中国から感染が拡大した新型コロナウイルスの流行などを背景にヘイトクライムは増えている。アトランタを本拠地とするプロフットボールNFL、ファルコンズの韓国出身キッカー、ク・ヨンフェは「今ほどこの問題が提起されなければならない時はない」とソーシャルメディアで訴えた。[br][br] 選手も差別の対象外ではなく、クは暴言を受けながらもこれまでは無視してきたと告白。かつてNBAで活躍し、今は下部のGリーグでプレーする台湾系米国人のジェレミー・リンはコート上で「コロナウイルス」と呼ばれた経験を明かしている。[br][br] 大リーグのドジャースは、野茂英雄らアジア系の「パイオニア(先駆者)」を巣立たせた過去を踏まえ「ドジャースタジアムは、あらゆる人が集う場であり続けてきた」などとする声明を事件に先立ち発表していた。 憎悪犯罪を非難したNBAレーカーズのレブロン・ジェームズ(USAトゥデー・ロイター=共同)